言葉の感度を上げて、語彙力を鍛えるには?

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こんにちは、鬼川桃果です。
近年、語彙力や言語化という言葉が注目されていますね。
語彙力が低いと、思考力やコミュニケーションにも影響していきます。

例えばこんな経験ありませんか。
・言いたいことがあるのに、咄嗟に言葉にできない。
・言葉にしてみても、相手にうまく伝わっていない。
・あれ、なんていったかな。ということが増えてきた。


デジタルでは言葉を自動で変換してくれたり、検索の言葉の候補をいくつも出してくれたりと、どんどん便利になっていますよね。
その一方で、漢字を正しく書けなくなったり、言葉は知っているけれど正しい意味を知らずに使っていたということが続くと、語彙力の低下につながっていくでしょう。

言葉の感度を磨いて語彙力を高めることで、思考が深まったり、コミュニケーションが円滑になったりといったメリットもあります。
そこで今回の記事では、語彙力についてお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

語彙力とは?

語彙力とは「言葉の知識が豊富で、それらの言葉を使いこなす能力」を指します。
例えば、知っている言葉の数が多くいろいろな言葉を使いこなしている人や、さまざまなジャンルの本を読んでいて言葉の知識が豊富な人ですね。
どれだけたくさんの言葉を知っていても、それらを適切に使いこなせなければ、語彙力があるとはいえないでしょう。

また、常用言葉だけでなく、若者言葉やビジネス用語といった言葉も存在しているなかで、難しい言葉もかみ砕いて分かりやすく説明できるということでもあります。
語彙力は言葉そのものだけでなく、意味や使い方を正確に把握して使いこなすまでが含まれます。

語彙力が低いことによるデメリットとは

語彙力とか言語化が話題になっているよね。
語彙力が低いってどういうデメリットがあるんだろう。

「語彙力が低い」と、どんなデメリットが考えられるでしょうか。
語彙力向上の意識をつけるために、ここで確認してみましょう。

言いたいことが正確に伝わらない

語彙力が低くなると、言いたいことが正確に伝わらなくなっていきます。
また、使う言葉の数が少ないと、表現も曖昧になってしまいます。

例えば、
・結局なにが言いたいの?
・専門用語が多くて説明が分かりにくい。
・話が長い、端的に分かりやすい言葉で説明してほしい。

語彙力が低いと、このように相手から言われてしまうことになるでしょう。

言葉だけでなく、使う言葉の組み合わせや伝え方や表現にも語彙力に欠かせないものです。

理解力や読解力の低下

語彙力と聞くと、自分の書くこと話すことに重きをおきがちですが、他人が話していることを理解することや、本や文章を読み解く読解力といったことにも関わっています。
また、思考が浅くなっていくと、ものの見方や言葉の捉え方も浅くなっていくため、語彙力低下につながっていくでしょう。

分からない言葉があったとき、分からないまま話が進んでしまうと、スムーズにいきませんよね。
言葉を調べないまま放置しておくと、次に同じ言葉が出てきてもまた分からない状態になるので語彙力は一向に高まりません。

間違った意味で使われやすい言葉

今回は語彙力ということで、間違った意味で使われやすい言葉の一部をご紹介します。
ぜひチェックしてみてくださいね。

潮時

例⇒そろそろ潮時かもしれない。

正⇒ちょうどよいとき
誤⇒ものごとの引き際

確信犯

例⇒あれは確信犯だね。

正⇒正しいと確信して実行する
誤⇒悪いことと分かっていて実行する

辛党

例⇒甘いものも好きだけど、近頃辛党になった。

正⇒お酒が好きな人
誤⇒辛いものが好きな人

姑息

例⇒姑息な手段を用いる。

正⇒その場しのぎ、間に合わせ
誤⇒卑怯な方法

爆笑

例⇒お笑い番組を観覧して爆笑した。

正⇒大勢の人が一斉に笑う
誤⇒ひとりで大笑いする

逆鱗に触れる

例⇒意見に反論したら、逆鱗に触れてしまった。

正⇒目上の人を怒らせる
誤⇒誰かを怒らせる

王道

例⇒遠回りより、王道でいこう。

正⇒近道、安易な方法
誤⇒定番の方法

御の字

例⇒そのようにしていただければ、御の字です。

正⇒非常にありがたい
誤⇒それであれば納得できる

天地無用

例⇒この荷物は天地無用なので、気をつけてください。

正⇒上下逆さにしてはいけない
誤⇒上下逆さにしても問題ない

役不足

この仕事は、彼らにとって役不足ではないでしょうか。

正⇒本人の力量に対して役目が軽いこと
誤⇒本人の力量に対して役目が重いこと

語彙力をアップさせて言葉の感度を高めよう

語彙力をアップさせる方法はいくつもありますが、具体的に何をすればいいのか悩みますよね。
そんな方に向けて、語彙力アップのトレーニング方法が書籍になりました。
それが『言葉の感度を磨く 語彙力アップトレーニング』です。

【目次】
レッスン1 語彙力とコミュニケーション
レッスン2 語彙力の元になる言葉の集め方
レッスン3 言葉遊びを使って言葉を引き出してみよう
レッスン4 集めた言葉を語彙力に変えるには
レッスン5 感情を具体的な言葉で表現してみよう
レッスン6 語彙力アップトレーニング

「語彙力アップ」とひとことに言っても、具体的にどんなことをすればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
本書は「時間がなくて分厚い本を読んでいる時間がない」という忙しい人向けにミニ書籍になっているので、気軽に目を通してみてくださいね。

言葉の感度を磨く 語彙力アップトレーニング
鬼川桃果 (著), MBビジネス研究班 (著, 編集) 
発売日:2024/05/17

この本は電子書籍になりますので、以下より詳細をご確認ください。

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語彙力アップトレーニングを活用して、言葉の感度を磨いていきましょう!
本書が少しでもあなたの役に立てますように。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
鬼川 桃果

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